カテゴリ:地図読み( 13 )

読図 練習問題 Vol.4 北岳を藪尾根から

え~、リクエストにお答えして日本第二の高峰、北岳に行ってみましょう。(^^)
モチロン激混みの一般登山道は最小限で、だけど読図さえ完璧なら誰でも行けるルート。

要は図の CP.1 から CP.5 まで一筆書きで歩きなさい。と。(^^)
沢の登り下りは無しにしましょう。(いや... べつにやっても良いんですが。 ^^;)
ただ、CP.1 の直後には平水時で膝下くらいの野呂川渡渉が入ります。

このコース、CP.1 ~ CP.3 と CP.3 ~ CP.5 で別々ですが、ちゃんと記録もあります。
好天時に通して真面目に歩けば、肩ノ小屋あたり一泊で抜けられる筈です。

地形図は北岳西部北岳東部に分かれています。
全体が見渡せる1/5万相当の地図もここに置きました。
e0133566_143181.jpg

問8
CP.1 から野呂川を渡渉して、最初に取り付く尾根の方位は何度ですか?

問9
CP.2 の小太郎山に登り着いたと思われるのですが、ガスで登山道が見つかりません。
何度の方角に探しに行きますか?

問10
ルートの途中に現れる標高点を片っ端から上げなさい。


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by stonemute | 2009-02-20 21:17 | 地図読み

読図 練習問題 Vol.3 解答編

さて、Vol.3の解答です。
今回は豪華 現地踏査報告つき。(^^)

JR中央線 鳥沢駅からスタート。取り付きはアレコレ考えたのですが、出題通りだと傾斜が
キツいので、青いラインの尾根線忠実プランに変更。
それでも細い舗装路から初っ端の傾斜が急で、後続のために何度か「お助け紐」登場。
すぐに鹿の食害防護柵に進路を阻まれ、背丈を越える金網を登らせてしまい、メンバーの
ブーイングを受けてしまった。^^;;;
ま、里山では良くある事なのよ。

まぁ明瞭な尾根に出てしまえば薄い踏み跡も有り、快適に登って行ける。
途中の観察によると、緑のラインの方が苦労せず尾根に上がれそうだった。

静かな尾根に気分良く高度をグイグイ稼いでいたのだが、P704を越えたかな?って辺り
で無粋な一般登山道がコンニチワ。
ここが1/25,000地形図の弱点。実際の登山道などの情報がアップデートされてない。
1/50,000の登山地図との併用が正しいのだろう。

まぁ一般登山道はサッサと飛ばして(と言いつつ高畑山では第一ビールを空けて
みたり ^^;)、倉岳山から藪尾根に戻りましょう。

今回のコースで、一番真面目にルートファンディングしたのが A地点です。
尾根の向き、痩せっぷり、斜度とも B地点でも成り立つ。②地点はコブでも何でも無く、
見過ごしてしまうと沢に落ち込んで進退窮まりかねません。
立ち止まり、ジックリ下界の景色と対照して A地点に間違いない事を確認しました。

後はそれほど難しい所はありません。変曲点には小ピークが待っているので、見過ごす
心配は少ないです。
唯一、⑤地点は警戒していたのですが、結果論的には直進尾根を認識する事はありま
せんでした。素直に尾根に乗っていれば迷いません。

最後のP493双耳峰は、北東側のピークに誰かが「493m」とテープに書いてくれてて
戸惑いました。標高の正誤は別にして、その先は急激に落ち込んで行きます。

最後の神社に向けた下降が今回のハイライト。
10cmも積もった落ち葉の急斜面で、なにしろ軸足ですら止まっててくれません。
スキー感覚で滑り降りるのは楽しいものでした。
一部の方は、お尻でモリモリ山を崩しておられましたがね。^^;;;;

コースタイムは・・・ 記録していません。^^;
鳥沢駅 0741、梁川駅 1500(頃)? まぁそんなモノです。
e0133566_1942283.jpg



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by stonemute | 2009-02-16 20:41 | 地図読み

読図 練習問題 Vol.3

さぁ~て、だいぶ読図もレベルアップしてきました。
あなたはもう怖いものなんてありません。^^;;

ここは一丁、藪漕ぎにイッてみましょう。
とは言っても、いきなり会津や飯豊の藪では「探さないで下さい」に近い ^^; ので、
道志の日帰りくらいにしときましょう。

高畑山から倉岳山を巡る藪尾根は古くから歩かれてるクラシック(?)ルートで、薄っすら
した踏み跡も期待できます。日帰りでエスケープも得られ、行方知れずにはならないで
しょう。^^;
地形図はこちらからダウンロードして下さい。

コースは下図のように歩こうと計画しました。矢印が歩行方向です。
いやぁ~、倉岳山からの下り部分なんて、迷路みたいでワクワクしますなぁ。(^o^)
e0133566_032832.jpg

問7
このルートで、特に道迷いに警戒すべき地点を5箇所選び、その地点で合わせるべき
コンパスの角度と共に答えなさい。
一般道・登山道(ピンク色)部分は考えなくて良いです。


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by stonemute | 2009-02-11 00:42 | 地図読み

Vol.2 解答

Vol.2 の解答です。

今回の出題はチト無理がありましたねぇ。
問4,5 の沢形を読むったって、ガレガレの扇状地、伏流みたいになった場所なので
読むのが難しすぎます。

このパターン。出題者も解答者も飽きてきたので、次は毛色を変えます。

e0133566_18352727.jpg

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by stonemute | 2009-02-09 22:27 | 地図読み

読図 練習問題 Vol.2

それでは「槍・穂高」シリーズ第2弾

用語、使用地図などはVol.1と同じです。

さて、問3であなたは南沢を越えました。
今日中に槍岳山荘まで着かないといけませんが、ガスはますます濃く、重くなって
視界を奪います。

問4
中の沢の渡渉点は標高何メートルで、沢は何度の方角から入りますか?

問5
大喰沢の渡渉点は標高何メートルで、沢は何度の方角から入りますか?

問6
濃いガスの中、ガラガラの賽の河原みたいな登山道ですし、時折現れる残雪で
踏み跡も不明瞭になりがちです。
それでも頑張って歩くうちに、進む方向が徐々に東に向いてきました。
こりゃ地形図の「飛騨沢」表示の辺りまで来たかと喜んだのですが、どうも様子が
変です。 そもそも沢床の雪渓を歩いてるのがおかしい。

そうこうするうちに、目の前には険悪なルンゼが立ちふさがり、左からも同じような
悪相のルンゼが落ちてきて、どうにも越えられるとは思えません。
眼前のルンゼの方角が91度、左からのルンゼが60度です。
さて、あなたは一体どこに居るんですか? ^^;;;

e0133566_15563695.jpg

注 : ルンゼとは、非常に急峻で狭い岩溝のような沢形地形をいいます。
左からのルンゼはこの ↑ くらいの相かなぁ。
迷い込んだこと無いんで想像ですが。^^;


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by stonemute | 2009-02-06 21:31 | 地図読み

Vol.1 解答

とりあえず Vol.1 の解答など。

e0133566_18714.jpg



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by stonemute | 2009-02-05 21:55 | 地図読み

読図 練習問題 Vol.1

さるコミュニティで読図オフを企画し、8人ほどの方に集まって頂いたので、
実際に山歩きしながら読図トレーニングをやってみました。

その事前準備として机上講習を何度かやったのですが、知識ゼロの方が
いきなり実地に出るより効率的に感じましたし、評判も良かったです。

そこで、当ブログの定番コンテンツとして続けてみようと思います。(^^)

まず用語の統一が必要なので、下図のように定めたいと思います。
e0133566_12543970.jpg
シルバタイプ
コンパス
各部名称



読図には当然地形図が必要ですね。
本編ではカシミールで国土地理院の「ウォッちず」データをPDFに出力した地図を
使います。
今回は山屋さんに大人気 ^^; の 「槍・穂高」で行こうと思います。
リンクをクリックすると、別窓でオンラインストレージに飛びますので、「ダウンロード」
ボタンを押し、「ファイルを保存する」でPCに保存して下さい。

PDFの印刷ですが、印刷ダイアログの「ページ処理」 → 「ページの拡大/縮小」では
必ず「なし」を選んで下さい。
「用紙に合わせる」などを選ぶと縮尺が変わってしまいます。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
さて、前置きが長くなりましたが、本題の練習問題に行きましょう。(^^)

あなたは新穂高温泉(地図の左下枠外)から右俣谷を辿り槍平から槍ヶ岳ってシブい
コースを歩いています。

問1
チビ谷と思しき沢を見たので、現在位置の確認のため谷の上流にコンパスのベース
を向け、磁針の向きとベゼルの向きを合わせました。
角度の読みは何度になるでしょう。

問2
どうやらチビ谷に間違いないようです。現在位置の標高は何mですか?
(1/25,000地形図の等高線一本の標高差は10m、5本ごとに若干太く表されます)

問3
ヒーヒー言いながら、どーにか滝谷避難小屋は過ぎました。
しかし、突然ガスが下りてきて、周りは真っ白で何も見えません。
大き目の沢が入ったので、上流にベースの向きを合わせ、ベゼルと磁針の向きを
合わせると角度の読みは5度でした。
また、登山道の向きにベースを合わせ、ベゼルと磁針の向きを合わせると角度の
読みは307度でした。
あなたは標高何m地点に居るのでしょうか。

問3はチト高度ですかね。(^^)
頑張って解いてみて下さい。


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by stonemute | 2009-02-03 20:00 | 地図読み

カシミールから、より綺麗な印刷出力

便利に使っていたカシミールからの地形図印刷ですが、どうも精細度に満足できていませんでした。細かい標高表示が潰れるのと、等高線の50mごとの太線を表現できていない。

そこでフト思いつき、表示対象を 『ウォッちず』 25000 から 『ウォッちず』 12500 に変更し、ハミ出す印刷範囲に不便しながら1/25,000縮尺の印刷範囲を設定して出力してみました。

うわぉ! すんごく! 綺麗に印刷できました。ほとんど国土地理院の本図と遜色なし!
無知とは恐ろしい。^^;;;

ってワケで、「磁北線つき地図を無料で!手に入れよう」に追記のかたちで設定方法を載せ
ました。
繰り返しますが、『ウォッちず』 12500表示 で印刷範囲を決め、1/25,000地形図として印刷するところがミソです。
多少手間が増えますが、結果の違いを見ると全く勝負になりません。是非やってみて下さい。


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by stonemute | 2009-01-08 23:26 | 地図読み

おっと、こんなサイトが

自分の備忘録です。^^;

WEBアプリで磁北線付き地形図を印刷できるサイト。
地図プリ

素晴らしい。(^^)
ただ、取り敢えず今のテスト環境、MAC OS 10.4.11, FireFox 3.05 では磁北線
が途切れる。
クレジットでは「IEのみ印刷可能です」となっているので、後日WinなIEで追試予定。

2008/12/31 追記 : Winな環境で印刷テスト。
ウチの環境では少しだけカシミールに分があるように思う。

カシミールの勝ち
  1. 縮尺の正確性  本図と比較して、地図プリは南北方向が僅かに短くなる。
     カシミールは「お見事!」な再現性。
  2. 地図プリの磁北線は太くてギザギザが目立つ。色も選べない。カシミールは
     細くて綺麗。
  3. カシミールはA4一杯に印刷出来るのに対し、地図プリは面積を1/4ほど使い
     切れない。

地図プリの勝ち
  1. やっぱり字が綺麗。カシミールは細かい標高表示が潰れて読めない事がある。
      (これは結構痛いが、プリンタ−の性能次第で問題ないレベルに出せる)
  2. WinなIEさえあれば、何処でも印刷出力を得られる。
  3. [2]に関連するが、URLをメールで連絡するなど、パーティーで統一した地図を
     用意出来る。
  4. PCスキルの敷居が若干低い。

こんなところでしょうか。一長一短ですね〜〜。


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by stonemute | 2008-12-29 08:02 | 地図読み

なぜ磁北線か

そー言えば、さんざん「磁北線」「磁北線」と言いながら、なぜ磁北線が大切なのか、確たる理由を説明していませんでした。^^;

皆さんご存知のように、地球の回転軸である北極と南極を結ぶ線(地軸)と、コンパスが指す磁極にはズレがあります。
つまり、北極を「北」としている地図とコンパスの「北」は違うという事です。この「磁極」、実はかなりクセ者らしく、正確には時々刻々と動き回るモノらしいです。ここが非常に詳しい。

では、どのくらい違うのか?
地軸と磁極軸のなす角度を「磁極偏差」といいます。この偏差は、日本では北へ行くほど大きくなり、非常にラフな言い方をすると中部山岳地帯で 7度 前後です。
北海道の外れで8度いくのかな? 九州の南端で6度を切るのか? ちょっと自信ありませんが、まぁそんなところです。(アバウトだなぁ ^^;)
詳しくは国土地理院発行の地形図を参照してください。右側の備考・凡例欄に「磁方偏差は西偏7度10分」とか書いてあります。また、前のエントリでご紹介したカシミールの磁北線では自動設定されます。

2008/12/29 追記 : こちらに日本中の偏差一覧がありました。
それによると、宗谷岬で10度を超えるんですね。(ビックリ!)
鹿児島の佐多岬で6度を切る。
以上追記終わり。

余談ですが... 北極と磁北極との中間に立つと、コンパスは北極を「南」と指すのでしょうか。非常に見てみたい光景ではあります。

さて、モロモロは置いといて、私がよく行く中部山岳地帯の磁極偏差 西偏(西に傾いてる) 7度というのは、そんなに凶悪なモノなのでしょうか?
とても簡単な図を作ってみました。
e0133566_14273691.gif

この図で「?」となっている距離が問題なわけです。
つまり、現在地点からコンパスだけを見て北へ1000m進むと、どれだけズレが生じるのか?
図の赤矢印がコンパスの指す「北」で、青矢印が地図上の「北」を表しています。

答えは 1000 x sin7 ≒ 121.9 ということで、約122mです。

1kmで122m、5kmだと610m .... これが大きいのか小さいのかは各位のご判断に任せるしかありませんが、私としては容認しがたい誤差だと考えています。


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by stonemute | 2008-12-26 21:47 | 地図読み


そして さらに遥か遠く、まだ見ぬシャングリラへ。


by stonemute

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