なぜ磁北線か

そー言えば、さんざん「磁北線」「磁北線」と言いながら、なぜ磁北線が大切なのか、確たる理由を説明していませんでした。^^;

皆さんご存知のように、地球の回転軸である北極と南極を結ぶ線(地軸)と、コンパスが指す磁極にはズレがあります。
つまり、北極を「北」としている地図とコンパスの「北」は違うという事です。この「磁極」、実はかなりクセ者らしく、正確には時々刻々と動き回るモノらしいです。ここが非常に詳しい。

では、どのくらい違うのか?
地軸と磁極軸のなす角度を「磁極偏差」といいます。この偏差は、日本では北へ行くほど大きくなり、非常にラフな言い方をすると中部山岳地帯で 7度 前後です。
北海道の外れで8度いくのかな? 九州の南端で6度を切るのか? ちょっと自信ありませんが、まぁそんなところです。(アバウトだなぁ ^^;)
詳しくは国土地理院発行の地形図を参照してください。右側の備考・凡例欄に「磁方偏差は西偏7度10分」とか書いてあります。また、前のエントリでご紹介したカシミールの磁北線では自動設定されます。

2008/12/29 追記 : こちらに日本中の偏差一覧がありました。
それによると、宗谷岬で10度を超えるんですね。(ビックリ!)
鹿児島の佐多岬で6度を切る。
以上追記終わり。

余談ですが... 北極と磁北極との中間に立つと、コンパスは北極を「南」と指すのでしょうか。非常に見てみたい光景ではあります。

さて、モロモロは置いといて、私がよく行く中部山岳地帯の磁極偏差 西偏(西に傾いてる) 7度というのは、そんなに凶悪なモノなのでしょうか?
とても簡単な図を作ってみました。
e0133566_14273691.gif

この図で「?」となっている距離が問題なわけです。
つまり、現在地点からコンパスだけを見て北へ1000m進むと、どれだけズレが生じるのか?
図の赤矢印がコンパスの指す「北」で、青矢印が地図上の「北」を表しています。

答えは 1000 x sin7 ≒ 121.9 ということで、約122mです。

1kmで122m、5kmだと610m .... これが大きいのか小さいのかは各位のご判断に任せるしかありませんが、私としては容認しがたい誤差だと考えています。


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by stonemute | 2008-12-26 21:47 | 地図読み


そして さらに遥か遠く、まだ見ぬシャングリラへ。


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