自作 中判カメラへの路 Vol.2

さて、設計編をいこうかと思ったのですが、手順として周辺パーツの選択・収集が
先でした。 「パーツ選びの旅」 をお届けします。 ^^

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まず筆頭はレンズです。

前の回で 「RUSSARの20mmを持っている」 と書きました。 ソレ、使えないの?
駄目なんですよ~。

レンズには 「イメージ・サークル」 ってスペックがあります。 日本語だと露光可能範囲?
またもやウィキペディア先生に解説をお願いしよう。
つまり、RUSSARは35mm判の面積までしかカバーしないんですね。

で、ブローニーの 6x9 で使える超広角レンズって何があるのか。
コレがどーして、なかなか選択肢が狭いです。
ドーンと新品! とか、高価で貴重な中古カメラから部品取り! とかの手段はコスト面から有り得ません。 そのくらいならハッセルSWC買います。 ^^;

ツラツラ勘案するに、独逸なる名門レンズメーカー Schneider社が 4x5(シノゴ)用に
販売している銘玉 Super-Angulon 5.6/47mm MC が妥当という結論になりました。
現行品は MC ではなく XL です。 勿論、新品を買おうとすると何十万もします。
しかし、歴史の長いレンズなので、中古がソコソコ市場に流れており、贅沢を言わなければワタシでも買えそう ってのが最も大きい選択理由。 ^^;;;
そんな後ろ向きな理由ばかりじゃなく、私らレンズ沼の住民には Super-Angulon つったら無条件に 萌♪ なんですけどね。 ^o^

狙い定めて内外のオークションサイトを徘徊するすること数週間、出ました出ました、外枠に落下痕有りの格安品! 後ろ玉が分解不能ですが、現状 写りには影響無しとの事。

e0133566_11104898.jpg

さて、普通のカメラしか知らない方には 「何だか変!」 な姿をしていますよね?
中間部でリング状に太っている部分がシャッターユニット。 シャッタースピードと絞り値を設定することが出来ます。 打痕がある方が後ろ玉、反対側が前玉で、大まかに3つの部分に分解可能です。
シャッターユニットと後ろ玉の間にレンズボードなる部品(板)をはさみ、シノゴなどの大判カメラに取り付けます。

で、普通シノゴってのはこんな ↓ カメラなんです。
e0133566_11235429.jpg

凄~いクラシカル? いえいえ、立派に現役で新品だって売っています。 欲しいです。 ^^;
写真左で先端に付いているレンズ、こんな用途に各社から出ているんですね。
今回の御題で考えたとき、シャッターと絞りが付いているのはメリットです。
対して、大判カメラのピント調節は蛇腹が受け持っているので、装備されていません。
ピント調節機構は別途探さなければいけませんね。

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そこで次の課題がピント調節機構、一般に 「ヘリコイド」 と呼ばれています。 簡単に言ってしまえば蛇腹と同じ。 レンズをフィルムに対して前後させてピントを合わせる機構で、ヘリコイドは螺旋(ネジ)を使っています。

先達の記事を読むと、ジャンクレンズをバラして取り出したり、マクロ撮影用ヘリコイドを流用したりされてますが、今回御題の超広角レンズとなると、その100度を越える画角ゆえに苦戦が予想されます。

e0133566_1265742.jpgまず後ろ玉がデカくて納まらない。 納まってもヘリコイド自体が長いと光路が蹴られる。 そんな悩みを抱えてWebを徘徊していると、天体望遠鏡メーカーに行き当たりました。
BORGさん、素晴らしい! ^^ こちらのM57ヘリコイドSは内径大きく全長短く、一発解決でした~! \(^o^)/
Super-Angulon は無限遠から最近接まで 6.5mm のストロークを要求しますが、この製品は 10mm と充分。 無限遠に合わせて設置すると 3.5mm 分マクロちっくかも~。 ^^

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さて、これで前玉からシャッター、絞り、ヘリコイドまでの光路は調いました。
そこからフィルムまでの距離を埋めるのが、今回ワタシが設計する部分。 で後回し。 ^^;

その前の問題として、フィルムの収納・給送をどーするか、です。 フィルムを密閉して露光させ、一枚分 間違いなく送り、最後は巻き取って新品フィルムと交換するって機能。

ここも既製品の流用が定番で、どれを選ぼうか? ってだけです。
色々悩んだ末、総合的に考えてホースマンのフィルムバックに決定。 またまたオークションで格安ゲットです。 ^^
e0133566_12363072.jpg

写真は、銀色に見えてる 「引き蓋」 で光路を塞いだ状態で、青矢印の方向へ引き抜くと撮影状態。 引き蓋を入れると遮光され、撮影途中でもフィルムバックの交換が可能です。
つまり、「この場面は白黒だ!」 と思ったら、カラーを詰めたバックを取り外し、白黒の入ったバックに交換すればいいのです。 何て素敵! ^^
ホースマンのバックはプラスチッキーで、安っぽいっちゃ安っぽいんですが、軽いのが取り柄。 国産の現行品なので信頼性もバッチリです。 ただ、写真で 「邪魔!」 と書いた部分が線状に出っ張っており、今回のような後付けの設計には邪魔で仕方ありません。
まぁそれは何とか逃げる事とし、以上で大まかな部品選定は終了。

次回こそ設計部分ですが、実は部品選定で手間は殆ど終わってるのですよね。 ^^;
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by stonemute | 2009-09-03 22:49 | 自作中判1号機


そして さらに遥か遠く、まだ見ぬシャングリラへ。


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